院長ブログです
4歳になる娘はやんちゃでいつも元気。毎日私にちょっかいを出してかまってくるし、保育園に迎えに行けば、何をすればそんな風になるの!?と呆れるほど服を汚してくる。今は何に対しても興味津々の年頃だから仕方ないとは思うものの、やはり子育ては大変で忙しい。
ある日の事、部屋で掃除機をかけていると娘が紙とペンを持って私のところに走ってきた。
「まま!じおしえて!」
どうやら娘は字の書き方を教えて貰いたいらしい。
「いいけど、ちゃんとやる?」
「うん!!やる!!」
やる気があるのはいいのだが、すぐに飽きてしまう娘。今回もすぐに飽きるだろうと思いつつも、字の書き方を教えることにした。しかし、いつもなら飽きる娘が珍しく毎日続けた。
そして、コツコツ取り組んだ甲斐あって字の形はいびつで読みにくいがなんとか字が書けるようにはなった。
数日後、保育園に迎えに行くと娘の担任の先生カラハナシガアッタ。
「今日、神様に手紙を届けてほしいって言われたんです」
願いを叶えてくれる神様の話を保育園で聞いた娘が神様に宛てて手紙を書いたそうだ。字を覚えたかったのは、このためだったのか。先生から手紙を貰い、家で娘に見つからないようにこっそりと中を開けてみると、『いいこにするので、ぱぱにあいたいです おねがいします』と書いてあった。
主人は海外に単身赴任中で娘とは1年以上も会っていない。主人に会いたくても我慢して明るく振舞っていたことを知り、私は泣いてしまった。寂しい想いをさせてごめんね…。
主人に手紙のことを伝えると、今度の休みに日本に帰ってきてくれることになった。私は神様の代わりに手紙を書き、娘の枕元に忍ばせた。
『こんどのおやすみはぱぱとままのさんにんであそべるよ』と。