院長ブログです
今年も夫婦2人だけのクリスマス。毎年娘夫婦と一緒にクリスマスを過ごすのが習慣だった我が家。でも、娘夫婦が転勤で海外暮らしになってしまった今は、海の向こうから届くクリスマスカードや写真を眺めるくらいしか楽しみがない。
「ずいぶんお姉ちゃんらしくなったね･･･」
クリスマスツリーの前で無邪気なかわいい笑顔を浮かべる、写真の中の孫。もうすぐ3歳になるたった一人の孫には生まれた時･･･まだ1度しか会ったことがない。
今ではやけに大きく感じるようになってしまったツリーの前に座り、私たち夫婦2人、並んで写真を見ていた。
「ピンポーン」
（誰かしら。宅配便の予定はないし…）と思いながら玄関ののぞき窓をのぞいてビックリ！！
たった今見ていた写真の中の孫娘が、そこに立っているではありませんか！驚いた私の声に思わず奥から飛んできた夫も目をまん丸くしている。
私たちの反応を隠れて見ていた娘夫婦には大笑いされた。
「かんぱーい！！」
急きょ用意したごちそうを前に、みんなで乾杯する。
数年ぶりに過ごすにぎやかなクリスマスは思いがけずやってきたうれしいプレゼント。
3年ぶりに会った孫に初めて目の前で「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼ばれた私たちは目尻が下がりっぱなしだ。
「ところで、日本にはいつまでいられるの？」
「それがね･･･」
なんと、海外勤務が終わり、春には日本に戻って来られることになったそうだ！
「そんなうれしいニュース、もっと早く教えてちょうだい！！」
今年はサンタさんにクリスマスプレセントを2つも3つももらったような気分。さっきまで寂しげに見えていたツリーも明るい光を放っている。
暖かい春が今から待ち遠しくなった、クリスマスの夜だった。
