院長ブログです
今、毎日疲れている。私の横でハイハイをしている子どもは双子。二人であちこちはいずり回るので片時も目が離せない。
頼れる実家は遠く、私一人でやんちゃな二人を連れて歩く自信もないので平日はほぼ引きこもり状態…。なのに妊娠中に友達になった他のママ友たちはランチをしたりして楽しんでいるみたい。そんな話を聞いた後に、ぎゃんぎゃん大泣きの合唱をしている二人を見ると、無性に孤独感が込み上げて(私だって泣きたいよ…)と思ってしまう。
今日は10ヶ月健診。一人をおんぶ、一人をベビーカーに乗せ、病院へバスで向かった。ベビーカーをたたみ、双子と荷物を抱えてバスに乗り込む…。それだけで大仕事だ。
「はぁ~…」
座席に座り、ほっと一息…。つい一瞬うとうとしていると二人が急にケタケタと笑いだした。びっくりして飛び起きると向かいの席には優しそうな笑顔のおばあちゃん。居眠り中の私に代わってあやしてくれていたのだ。
「赤ちゃん二人抱えて大変ねぇ。お母さん眠いんだって。良い子にしてなきゃだめよ?」
それからおばあちゃんはバスを降りるまで、ずっと二人の相手をしてくれた。
今まで「私がやらなきゃ」と思っていたことを思いがけず見知らぬおばあちゃんが代わってくれ、重い気持ちがふっと軽くなるような気がしていた。
小児科の先生には「二人とも元気いっぱいですね!」と太鼓判をもらった。双子を両脇に抱え、感じる重み。たしかに子どもたちは毎日すくすくと成長している。最近はその元気さでさえ、憂鬱の種だったけれど、それはありがたいことなんだと思い出した。
バスのおばあちゃんが降りる時に言っていた言葉を忘れずにいよう。
「今が一番かわいい時期ね。あっという間に過ぎちゃうのよ。毎日を大切ね」