院長ブログです
金曜の夜に急用ができ、翌日から夫と3年生の息子、4歳の娘をおいて1泊で出かけることになった。
頼みの夫は家事ができない人なので、1泊とはいえ少し心配…。
しかも日曜には息子の野球の試合もあり、お弁当も必要なのだ!
「ほんとに大丈夫?」と心配する私をよそに、「なんとかするから大丈夫だよ」と言い張る夫。
とりあえず息子と試合用の荷物をまとめ、色々と伝えておきたいことをメモに残し、私は翌朝一番の新幹線に乗り込んだ。
土曜の夜、電話をかけると、子どもたちはもう眠ったあとだった。
「風呂に入れて、ご飯を食べさせ、歯も磨いて眠らせた。完璧だよ!」と得意げに話す。
「明日は5時起きだからもう切るぞ。おやすみ~」
…切られた。
ちゃんとご飯が炊けるのかも怪しいけれど、今の私にできることは何もない。
「ママ、おかえり!」
ようやく私が帰宅すると、子どもたちが横にベッタリくっついて離れなくなった。
「試合、どうだった?」
「勝ったよ!パパのおにぎりもおいしかった!」
「パパね、夜ご飯にオムライス作ってくれたの。ケチャップでお花描いてくれたよ」
子どもたちによると、スマホでレシピを見ながら2時間かけて作ってくれたそうだ。(帰ったらキッチンがとんでもないことになってるかも…)
と思っていたけど、意外にもキッチンはきれいに片付いている。
子どもたちも一緒に手伝ってくれたそうだ。
娘の髪の毛も不器用ながらもちゃんと2つ結びにしてある。
この週末、3人で大騒ぎしながらも仲良く過ごしていたのが目に浮かぶようだ。
慣れないことばかりの週末を過ごした夫はさぞ疲れたことだろう。
「…パパ、ありがとう。お疲れさま!お土産食べる?」
「おう!」
夫は照れくさいのか、TVの画面を見つめたまま小さく手をあげた。