院長ブログです
アパート暮らしの颯太は、犬も猫も飼えない。 ある日、颯太が川で遊んでいるとサワガニが! 「これならアパートでも飼えるぞ」と、やさしく手ですくい取り、持っていたバケツに入れる。 帰ってお母さんに飼いたいと猛烈アピール。 お母さんは毎日のパートとおじいちゃんの介護で忙しい。 だから「颯太がちゃんとお世話できるならいいよ」って。 颯太は大喜びで名前をつける。 「今日からおまえの名前はカ...
こんにちは。院長の山岡です。 今年も、あっという間に11月。二十四節気では上旬に立冬、下旬に小雪と、冬を迎える準備をする季節になりました。 11月といえば、七五三がありますね。 男の子は3歳・5歳、女の子は3歳・7歳のときに健やかな成長を家族でお祝いします。 江戸時代、髪を伸ばし始める3歳の「髪置(かみおき)」、初めて袴をはく5歳の「袴着(はかまぎ)」、初めて帯をつける7歳の「帯解(お...
加奈はちょっぴり勝気な女の子。 「掃除さぼって、許さないからね!」と、ほうきを片手に男の子たちを追い掛け回す。 「わかってるよ、うるさいな」と逃げる男の子たち。 ぷんぷんしながら家に帰ると、加奈はランドセルを玄関に放り投げ、「公園に行ってくる!」と走り出す。 公園のブランコをいつもより大きめに漕いでみる。空と風と一緒になれた気がして、なんだか気分が晴れた。 靴紐がほどけていたので結ぼ...
こんにちは。院長の山岡です。 秋晴れの気持ちのよい青空や、秋の夜長に聞こえてくる虫の音に、もう秋なんだなぁと感じる今日この頃です。 ところで、みなさまは虫の名前と鳴き声を正確に知っていらっしゃいますか? おさらいするには、童謡「虫の声」を歌うのが一番です。 ちんちろちんちろ(松虫)、りんりんりんりん(鈴虫)、きりきりきりきり(コオロギ)、がちゃがちゃ(くつわ虫)、ちょんちょんすいっちょ...
「ねぇ、海の家、混んでた?」 帰るなり、なぜか留守番をしていた姉に捕まった。 「日差し、きつかったんじゃない?顔、赤いし」 「イテテテ、触んなよ」 僕は早々に振り切り、シャワーを浴びて部屋へ。海は楽しいけど疲れる。 スマホで撮った写真を眺めながら、気づいたら寝ていた。 思いっきり寝坊して慌てたけど、今日は夏休み最後の日曜。 焦って損したと思いながらリビングへ。 「あの子、ほ...
こんにちは。院長の山岡です。 毎年9月の第3月曜日といえば、敬老の日。 しかし、何歳からのお祝いなのかと迷う方も少なくないようです。 かつては60歳が人生の一つの節目とされ、長寿を祝う習わしも60歳の還暦から始まっています。 また、世界保健機構(WHO)は65歳以上を高齢者と定義しています。 とはいえ、現在の60代は、まだまだバリバリ現役世代。 アクティブシニアという言葉もあるよう...
小学4年生の夏、僕は家でワーワーと騒いでいた。 夏休みの宿題の一つ、絵日記に書くことがなかったのだ。 絵を描くのは得意な方だけど、肝心の日記の内容が何一つ思い浮かばなかった。 そんなこんなで両親に八つ当たり。 友だちのお家は旅行に行ったりして書くことに困らないのに、ウチはお盆のおじいちゃんの家くらい。 人によって難しさが違う宿題は不公平だー!なんて騒ぎ立てていた。 ...
こんにちは。院長の山岡です。 毎日暑い日が続いていますが、 みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。 海へ山へと、夏休みを楽しんでいらっしゃる方も多いことでしょう。 ところで、8月19日は俳句の日です。 俳句は、5・7・5のたった17文字であらゆる情景や心象を表現するという素晴らしい日本文化ですね。 この時期らしい一句といえば、歯科医師として勤める傍ら俳人でもあった西東...
仕事が休みで家でまったり過ごしていると、小学生の息子と娘の部屋から言い争う声が聞こえてきた。 対戦形式のテレビゲームをしているようなので、また些細なケンカが始まったのだと思い、少し放っておいたのだが、しばらく経って娘の泣く声が聞こえてきた辺りで仲裁に行くことにした。 しかし時すでに遅し。 口論の内容がゲームと関係ないところまで進んでいた。 「お兄ちゃんなんてだいっきらい! ゲ...
こんにちは。院長の山岡です。 早いもので、季節はもう夏。すっかり半袖が似合う時期になりました。 旧暦では、7月は文月(ふみづき、ふづき)と言いますね。 なぜ夏に「文」という文字が使われているのか、由来をご存じでしょうか。 諸説ありますが、有力なのは七夕説。 七夕には、短冊に願いごとをしたためて笹竹に結びますね。 江戸時代には、子どもたちが読み書きの上達を願って書いていたそう...