院長ブログです
大学入学をきっかけに、僕は人生で初めてのバイトを始めることにした。 時給がよくて、大学の授業とも被らない居酒屋に決めたのだが、予想以上に忙しく大変だ。 注文を間違えたり、お酒の作り方を間違えたり、厨房での細かなミスが重なり落ち込んでいたころ、更に追い打ちをかける失敗を犯した。 お客様の洋服にウーロン茶をこぼしてしまったのだ。慌てて謝る僕に対して「着古した服だし、ベタつくものでもないから気...
こんにちは。院長の山岡です。 日本では1月のことを睦月(むつき)、2月のことを如月(きさらぎ)と呼ぶことがあります。 これらは『和風月名(わふうげつめい)』といって、旧暦の季節や行事に合わせて考えられたものです。 6月の和風月名は『水無月』と書いて「みなづき」と読むのですが、梅雨の時期である6月に「水無」というのは少し不思議ですよね。 由来には諸説ありますが、現代の読み方に直すと「水の月」...
この春僕は、趣味の「旅」で出会った珍しい野菜をきっかけに、野菜の移動販売を始めた。 なかでも『アピオス』という野菜がおすすめで、 生では食べられないがひと手間かけると、じゃがいものようなホクホクした味わいと、 ナッツや栗のようなほのかな甘さがおいしく、しかも栄養が豊富! ぜひこの素晴らしさを知ってほしくてお客さんに魅力を説明しようとするのだが、あまり興味を持ってもらうことができずにいた。 ...
こんにちは。院長の山岡です。 5月といえば『端午の節句』。この日は関東では「柏餅」、関西では「ちまき」、 そして東北では「べこ餅」が縁起物として親しまれています。 由来はそれぞれですが、いずれも男児の健やかな成長を願って食べられるようになりました。 たとえば柏餅に使われる柏の葉は、『新しい葉が育つまで古い葉が落ちない』という特徴があり、古い葉を親に見立てて、 「子どもが立派に育つまで親が...
私の実家はいちご農園を営んでいる。 冬から春にかけて真っ赤な実をつけ、ハウスの中に立ち込める甘酸っぱい匂いが、私にとっての「春の香り」だった。 幼いときは、父の育てたいちごを食べるのが楽しみだったり、 畑作業を手伝ったりもしたが、物心つく頃には食べ飽きていたし、土で汚れるのが嫌だった。 そのうえ小中学校の多感な時期に、顔が赤くなりやすく、そばかすの多い体質を野次って 「いちごちゃん」...
こんにちは。院長の山岡です。 突然ですが、みなさんは「歯にまつわる記念日」をどのくらいご存じでしょうか? 6月4日の『歯と口の健康週間』や、11月8日の『いい歯の日』をはじめ、1年を通してさまざまな記念日があります。 たとえば4月2日は「4・0・2(し・れ・つ)」と読めるため『歯列矯正の日』として制定されています。 ほかにも4月18日(よ・い・は)の『よい歯の日』や、4月29日(し・に...
その手紙の書き出しには『この手紙を自分で読むことはないかもしれません』とあった。 「何て書いてた?」と覗きこむ友だちに、「今読んでるとこ」と言いながら、僕は当時を思い返す。 10年前、僕は数人の仲間たちと、小学校の卒業記念にタイムカプセルを埋めた。 地元の中学に行く皆と違い、僕だけは私立校への入学が決まっていた。 この手紙の書き出しには『タイムカプセルを開ける日、自分はその場にいるだろ...
こんにちは。院長の山岡です。 そろそろ旬を迎える食材といえばタケノコですが、食べられるのは「生えてから約10日」というわずかな期間。 生えてすぐのタケノコは、イノシシなどに食べられないように硬い皮で包まれており、30日も経てばすべて剥がれて立派な竹になります。 竹になってもその成長スピードは早く、なんと3か月で20メートルを超えるほど! 竹は他の樹木と違ってすべての「節」がそれぞれ成長...
馴染みの喫茶店でお茶していると、ママ友のタナベさんが壁に掛けられた板書を指さした。 「あれ!行ってみない?」 指の先には『コーヒー教室・受講者募集中』という文字。 自家焙煎が自慢のこの喫茶店で、マスターがコーヒーの淹れ方をレクチャーしてくれるというものだった。 好奇心旺盛なタナベさんらしい提案だ。 自分ひとりなら、知らない輪に入るのが不安で考えもしなかったと思うが「タナベさん...
こんにちは。院長の山岡です。 毎年2月5日は「にこ(2・5)」の語呂にちなんで、笑顔の日という記念日だそうです。 「笑う門には福来る」ということわざもあるように、笑顔は昔からさまざまな研究がおこなわれています。 たとえば、『デュシェンヌ・スマイル』と呼ばれる「ホンモノの笑顔」に関する研究です。 この場合のニセモノとは、「作り笑いっぽいかどうか」ということで、笑ったときの「目じり」や...