院長ブログです
幼稚園バスの停車場所までの道のりに、よく吠えるわんちゃんがいる。 息子は怖がりで前を歩けないから、だっこして通るのがお約束だ。 しかし、お腹の赤ちゃんが大きくなってきたこともあり、それも少し辛く感じていたある日、私は妙案を思いついて息子に提案してみた。 「わんちゃんの前、お耳あわわして歩いてみようか」 私は息子の耳を何度か軽く塞ぎながら、「あわわ」と言ってみせた。 「面白い音...
こんにちは。院長の山岡です。 7月と言えば土用の丑の日。 うなぎを食べる方も多いのではないでしょうか? 土用の丑の日=うなぎを流行らせたのは、江戸時代中期を生きた奇才『平賀源内』だと言われています。 夏の売上に悩むうなぎ屋のために「土用の丑の日には縁起のいい『う』がつく『うなぎ』を食べて、夏を乗り越えよう!」というキャッチコピーを提案したことがきっかけです。 うなぎは万葉集で...
「ゆうすけ!ご飯をテーブルに運んで。あと、テレビは消しておいてね!」 我が家では『ご飯を食べるときにはテレビを消す』という習慣がある。 僕が幼い頃からある暗黙のルール。しかし、高校生の僕には「めんどくさいな」という気持ちが強かった。 ある日、僕はどうしても観たいドラマがあり、ご飯の最中にテレビの電源を点けた。 するとすぐに「ご飯を食べている最中だよ」と、母から注意される。 今日だ...
こんにちは。院長の山岡です。 6月と言えばジューンブライド。結婚式のなかでも、ケーキ入刀は外せないシャッターチャンスですよね。 互いに手を取るケーキ入刀は、ふたりの共同作業で有名ですが、その後に行われるファーストバイトにも意味があることをご存知でしょうか? お互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトは、欧米から日本に伝わった演出で「一生食べ物に困らせない」「一生おいしいものを作ってあげ...
ある日、真剣な表情で息子が言った。 「学校に行く途中でいつも会うおばあさんに、何度挨拶しても返してもらえないんだよね」 私は深く考えず「声が小さいんじゃない?」と答える。 すると息子は顔を赤くして「そんなことないよ!」と言い残し、部屋に戻ってしまった。 次の日、学校から帰ってきた息子がまた言った。 「今日は大きい声で挨拶したけど、やっぱり返してもら...
こんにちは。院長の山岡です。 風が心地よい季節となってきました。 新緑の香りをまとってくる風は、若い苗や木々の芽吹きを感じさせてくれる、なんともすがすがしいものです。 この時期の風のことを俳句の季語では「薫風(くんぷう)」といいます。 その昔、単に「」という意味合いで使われていた「薫風」は、室町時代後期から初夏の風を指すようになり、時候の挨拶にも用いられるようになりました。...
小学校の帰り道、その日は午後から雨で、その子猫はダンボールの中で寂しそうに鳴いていた。 「ごめんね、うちでは飼えないの」 みー、みー。 「ほんとうに、だめなんだよ」 みー、みー。 気がつくと、僕は子猫を抱え玄関のドアをくぐっていた。 お母さんも最初は怒っていたが、もともと動物好きなこともあり「戻して来なさい」とは言えず、「ミィちゃんどうしようか」と名前までつけていた...
こんにちは。院長の山岡です。 4月となり、うららかな日差しが心地の良い春の訪れとなりました。 暖かい春の日差しを浴びると、自然と生き生きとした気持ちになりますね。 そんな活気が溢れる4月は、入学式をはじめとして様々な行事が行われる季節ですが、その中でも4月4日が何の日かご存知でしょうか? 実は、毎年4月4日は「あんぱんの日」に制定されています。 明治8年4月4日に明治天皇...
「ただいま!」 元気よく帰ってきた息子はどろんこまみれで、その姿に思わずぎょっとした。 心配する私をよそに、息子は「ちょっと遊んでたら汚れちゃった」と笑っている。 中学生にもなってそんな理由で汚れて帰ってくるとは。 呆れながら「もういいから、早くお風呂に入ってきなさい」と促すと、息子は「はーい」と言いながらお風呂に向かった。 数日経ったある日のこと。 ...
こんにちは。院長の山岡です。 3月に入り、いよいよ春めいてきました。 暖かな日差しは動物や植物たちだけではなく、私たちにとっても、元気を与えてくれますね。 しかし、それと同時に、花粉症の方にとっては過ごしにくい季節でもあります。 鼻水や鼻づまりによる息苦しさから逃れようと、ついつい口呼吸になってしまうことも。 しかし、お口は鼻と比べて、ウイルスなどをブロックする働きがありません。...