山岡歯科医院新聞です
近年、子どもが歯ブラシでのどを突く事故が相次いでいます。消費者庁によると、6歳以下で120件もの事故が発生しており、そのうち3歳以下は104件と件数が多くなっています。
歩きながら歯を磨いたときに転んでしまったり、椅子に座って歯を磨いていたときに転落してしまったりと、多くは不安定な姿勢で歯みがきをしたことが原因となっています。
のどの近くには重要な血管や神経があり、傷つけると大変危険です。また、お口の中の雑菌が感染症を引き起こす可能性もありますので十分な注意が必要です。
☑️「見守り」と「安全な場所」での歯みがき
歯みがきをする際は、必ず大人が見守るようにしてください。また、椅子やソファは転落のリスクがあるので避け、床に座らせるなど安定した姿勢・安全な場所で行わせましょう。
☑️歯みがき事故防止の歯ブラシの使用
お子さんに持たせる歯ブラシは、お口の奥まで入らないようにストッパーがついたものや先端が曲がるものなど、安全性が考慮された歯ブラシを選びましょう。保護者が仕上げ磨きをするための歯ブラシとは別に用意することがポイントです。