山岡歯科医院新聞です
新年を迎え、家族や友人たちとお酒を楽しむ機会ま多いこの時期。
しかし、そのお酒も毎日飲み過ぎてしまうと、お口のトラブルを引き起こす可能性があります。
たとえば、週に450g以上の過剰なアルコール(500mLの缶ビール約22本分に相当)を摂取すると、歯が20本未満になるリスクが男性で1.2倍、女性で1.6倍になるというデータがあります。
さらに、女性の場合はこの飲酒量で歯が完全になくなるリスクが3倍に跳ね上がると報告されています。
アルコールの利尿作用により体内の水分とともにだ液も減少します。だ液が少なくなるとお口の中を清潔に保つ力がり、むし歯や歯周病の原因となる菌が増えやすくなります。
お菓子などのおつまみを食べる頻度も多くなります。近年はデザート感覚で楽しめる甘いお酒も人気です。このような飲酒による糖分の摂りすぎも、むし歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。
酔っぱらって帰宅すると、そのまま歯みがきをせずに眠ってしまったり、きちんと磨けていなかったりしがち。これらはむし歯や歯周病、口臭などのトラブルを招きます。
お酒を楽しむ際は適度な飲酒を心がけるほか、飲んだ後に「しっかりと水分補給をする」「夜の歯みがきを欠かさない」ことが大切です。さらに、歯科医院で定期的にお口の健康状態をチェックすることも忘れないようにしましょう。