山岡歯科医院新聞です
治療の中断は 歯の寿命を短くします! パート1
「痛くないからもういいや」はとても危険です!
歯科医院の役目は、むし歯や歯周病などによる「お口の痛み」を取り除くこと。
しかし、実際にはそれだけでなく、歯の寿命が短くなったりしないよう、将来のことを考えた処置もしています。そう、痛みがなくなったからといって治療を中断してしまうと、いずれ歯を失い、美味しく食事ができなくなってしまうのです。
「つめもの」や「かぶせもの」が仮のまま
むし歯の治療では、患部を保護したり見た目が悪くならないよう、仮のものをつめたりかぶせたりすることがあります。一見すると「もう治った」ように見えますが、実はそのまま放置すると、新しいむし歯ができるリスクが格段に高くなります。仮のものは、あくまで仮。精度が非常に低く、接着も弱いため、隙間から簡単にむし歯菌が入り込み、見えないところでむし歯が進行していきます。「痛い!!」と感じる頃には、むし歯が大きく進行し、寿命が著しく短くなってしまっていることも珍しくありません。
神経をとった歯がそのまま
むし歯が進行して神経にまで達すると、痛みが生じます。そこで神経を除去する治療を行いますが、実はそれだけではむし歯は治っていません。神経をとれば痛みは感じなくなりますが、むし歯はそのままの状態。つまり、最後まで処置せずに放置すると、痛みのないままむし歯がどんどん進行し、歯がボロボロになっていくのです。
やがては歯が折れてしまったり、むし歯菌があごの骨にまで到達して、非常に激しい痛みの原因になります。神経をとり除いたら、必ず最後まで治療しましょう!
パート2に続く