山岡歯科医院新聞です
「磨いている」と「磨けている」では大違い!
お口の中の細菌は、よく歯を磨く人で1000~2000億個ほど、ほとんど磨かない人だと実に10倍の1兆個以上にもなります。「自分はしっかり磨いている」と思われる方も要注意。実は「歯ブラシ」だけでは歯と歯の間の細菌を除去できず、なんと4割もの磨き残しがあるといわれています。
細菌を確実に減らすには「フロス・歯間ブラシ」といった補助用具が必須です。ちなみに、予防先進国と比較すると日本はこれらの使用率がとても低いと言われています。口腔ケアの指導・お手伝いは歯科の大切な役割ですので、いつでもお気兼ねなくご相談ください。
口内フローラはバランスも大事!
細菌はすべてが「悪」というわけではありません。善玉菌・悪玉菌が存在し、常に縄張り争いをしています。善玉菌が多い状態をキープすることは健康にもプラスです。そこで近年では「ロイテリ菌」といったヒト由来の安全な善玉菌を錠剤などで摂取することで、口内フローラはもちろん、腸内フローラのバランスも良くするという、「善玉菌を活かした健康維持(バクテリアセラピー)」が最先端の予防医療技術として注目されています。