山岡歯科医院新聞です
夏バテで口が臭くなる!? 歯周病・むし歯の原因にも!
夏バテが引き起こす お口のリスクとは
夏バテといえば、体が疲れたり、だるくなるなどの症状が有名ですが、実はお口にも大きな影響を与えます!
歯周病が悪化! むし歯のリスクも!
歯周病やむし歯は、お口の中の細菌が引き起こす病気。夏バテになり免疫力が下がってしまうと、細菌がどんどん増えてしまいます。また、「だ液」には細菌を洗い流してくれる重要な役割がありますが、夏バテで食事の回数や量が減ったり、水分不足になると、だ液がしっかり分泌されなくなり、これもまた細菌を増やす原因になります。
歯周病は最後には歯が抜けてしまう恐ろしい病気。夏バテになると細菌が増えて気づかないうちに歯周病が進行してしまうかも…。もちろん、細菌が増えればむし歯のリスクも高くなります。
口臭の原因にもなります!
くさぁい口臭。この臭いの原因の一つが、「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる、舌の上にこびりついた白や黄色に見える苔状のもの。この「舌苔」は実は舌からはがれた細胞や、食べかす、そして細菌などが混ざったもの。夏バテで免疫力が落ち、だ液が減ってしまうと自浄作用が低下し、この舌苔がどんどん増え、口臭を引き起こすことになります。なお、舌苔は専用のクリーナーを使うことで減らすことができますが、口臭は歯周病菌などが原因の場合もありますので、気になる方はお気兼ねなくご相談ください。
夏バテはお口にも様々な影響を及ぼします。夏バテ予防をしておくのはもちろんですが、もしも夏バテになってしまった場合は、普段以上にお口のケアにも気をつかいましょう。