山岡歯科医院新聞です
顎関節症は歯科医院で治療ができる病気です。
7割以上があごに症状アリ?
顎関節症とは、あごの関節や筋肉の異常により、あごが痛い・口が開きにくい・音がするといった症状が出る病気です。
あごにそれらの症状を持つ人は7割~8割もいるという調査もあります。
原因はいろいろ
顎関節症の原因は一つではなく、いくつかの要因があります。最も多いのは、あごと頭蓋骨の間にある「関節円板」がずれてしまうケース。「関節円板」は口を開けたときに前後に動き、骨と骨がぶつからないようクッションの役割を果たしていますが、これが前方にずれたままになってしまうと、口を開け閉めするたびに「カクン」と音がするようになります。
このほか、咀しゃく筋・関節包・靭帯の障害など、顎関節症には様々な原因があります。
どうやって治療するの?
検査などを通して原因を把握し、それに応じた治療を行います。あごへの負担を軽減するためにマウスピースを使用したり、マッサージや習慣の改善といったセルフケアが治療の中心と
なります。また、あごの筋肉をゆるめるためにボトックス注射をすることもあります。
口が開かなくなることも!気になったら早めにご相談を
軽症の場合、そのまま治癒することも多いのですが、放置しているうちに、激しく痛んだり、口がほとんど開かなくなってしまうケースもあります。もし、あごが痛い・口が開きにくい・あごの関節がカクンとする、という症状が続くようでしたら、どうぞ早めにご相談ください。