山岡歯科医院新聞です
しみるだけじゃない!知覚過敏が様々な病気を引き起こす悪循環 ②
「知覚過敏」の放置がさらなる病気を生む!
知覚過敏は放っておくと様々な病気のリスクを高めます。そもそもセメント質はむし歯になりやすく、歯ぐきが下がるだけでも非常に危険です。しかも知覚過敏になると、痛くてみがきにくくなり、プラークが落ちにくくなります。すると、そのプラークにいる細菌が酸を出し、歯の表面を溶かしてさらに知覚過敏が悪化。その結果、さらにみがきにくくなって、もっとプラークが増えてしまいます。この悪循環によって、「むし歯」や「歯周病」がどんどん進行し、ひいては「口臭」なども引き起こすことになってしまうのです。
市販で「知覚過敏」用の歯みがき粉などが販売されていますが、「しみるな」と思ったら、まずは必ず歯科にご相談ください。実は「しみる」と言っても、その原因は知覚過敏以外にも多数あり、これをご自身で判断するのは非常に困難です。実際、「対処が遅れたために歯の寿命が短くなってしまった」ということも珍しくありません。また「知覚過敏」であったとしても、その根本的な原因を把握し対処することも大切です。とにかく「しみるな」と思ったら、早めに歯科を受診しましょう。