山岡歯科医院新聞です
自分ではしっかり歯みがきをしているつもりなのに、気がつくとむし歯になっていませんか?今月はむし歯ができやすい3大ポイントとそのケア方法を解説します!
この溝は見た目よりもとっても複雑です。うっかり力を入れすぎただけで毛先が曲がってしまい、磨き残しが生まれてしまいます。
1.垂直にあてる
2.力を入れすぎない
3.小刻みに掻き出す
この3つを意識して磨きましょう!
奥歯全体を磨くのではなく、1本ずつ丁寧に磨いていくのがポインントです。
「歯ブラシだけ」では全体の6割程しかプラーク(歯垢)が取れないと言われています。特に、歯と歯の間は歯ブラシの毛先が入らず磨きにくいため、プラークが残ってむし歯や歯周病になるリスクがとても高いのです。
そこで活躍するのが歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助的清掃用具!プラークの除去率がグッと上がります。ただし、お口の状態によって適切な用具やサイズは変わりますので、ご不安な方は歯科医院へぜひ一度ご相談ください。
3つ目のポイントは歯の根っこ部分です。歯の表面は「エナメル質」という、人体の中でも最も硬いと言われる組織で守られています。しかし!歯ぐきが下がり露出した根っこの部分にはエナメル質がないため、むし歯になりやすく、十分な注意が必要となります。
露出した歯の根っこは、むし歯予防・知覚過敏予防のためにフッ素入りの歯みがき粉で優しく磨くのがおすすめ。また、露出の原因の一つは歯周病による歯ぐき下がり。つまり、歯周病予防をしっかりしておくことが最大の予防でもあります。歯周病は自覚症状が少なく、歯の根のむし歯は進行がとても早いので、歯科で定期的にチェックするようにしましょう。