山岡歯科医院新聞です
全部で20本の乳歯と、親知らずをのぞいて28本の永久歯。しかし、本数以外にも実は大きな違いがあります。
乳歯と永久歯の違いは、歯の「質」と「厚み」。乳歯は永久歯よりもやわらかいため、むし歯になりやすいのです。さらに、乳歯のエナメル質や象牙質は永久歯の半分程度の厚みしかなく、むし歯になってしまうと、すぐ神経に達してしまうので注意が必要です。
歯は歯胚(しはい)というタネから形成されていきます。 永久歯の歯胚が作られるのは胎生3ヶ月半ごろ。やがて歯胚が成長して根までできた頃に「そろそろ生えるぞ」と乳歯に信号を出します。すると乳歯の根が溶だし、永久歯へとバトンタッチされるのです。もし永久歯まで失ってしまうと、みなさんの健康にも大きな悪影響が及びます。一生使い続けられるように、大切に守っていきましょう。
乳歯の頃から歯を大切にしておけば、生えてくる永久歯は丈夫になり、大人になってもケアする習慣が身につきます。乳歯も永久歯も大切な歯であることに変わりないので、お子さまのためにも、乳歯の頃からケアは徹底していってくださいね。