山岡歯科医院新聞です
「歯への着色」は、ポリフェノールなどの「色素成分が歯に付着すること」で起こります。茶渋がこびり付いたコップや、キムチの赤みが容器に色移りしているのを見たことはありませんか?同じことが、みなさんの歯でも起こるのです。
歯の表面を覆っているエナメル質は「酸にとても弱い」という性質を持っています。酸性度の高い食品を摂取すると、歯の表面が溶け出します。実はこのときが「最も着色しやすい状態」なのです。このように、歯への着色を助長させてしまう食品を『着色性補助食品』といい、強い色素を持つ『着色性食品』と一緒に摂取すると、歯に着色する可能性が高まってしまいます。
重要なのは、「こういった食品を摂らないこと」ではなく、「しっかりと工夫や対策をすること」です。今回ご紹介した食べ合わせをなるべく避けて、食後はうがいや歯みがきをしっかりと行い、着色成分をお口に残さないようにしましょう