山岡歯科医院新聞です
最近「食べ物が歯に挟まる」「歯の根元がしみる」といった経験はございませんか?
もしかしたら、すでに『危険なむし歯』が進行しているかもしません…!
本来であれば、「歯の根」は覆われた歯ぐきによって守られています。ところが、加齢や歯周病が原因となって歯ぐきが下がり、歯の根が露出してしまうことがあります。この歯の根にできるむし歯が『根面(こんめん)むし歯』です。実は、40代の8割以上が歯ぐき下がりを起こしており、歯の根が露出していない人と比べると、5年後に根面むし歯になるリスクが3倍も高まってしまう、といわれています。
歯ぐきが下がると『セメント質』という組織がむき出しになります。このセメント質は、歯の頭を覆うエナメル質よりも薄くてやわらかいため、歯みがきなどの刺激ですぐに磨り減ってしまいます。セメント質の下には象牙質という組織があるのですが、象牙質とセメント質は酸にとても弱いため、しっかり注意していないと、いとも簡単にむし歯になってしまうのです。
根面むし歯を防ぐには、歯の根を露出させないことが大切です。そのために重要なのが「正しいケアを身につける」こと。そしてもうひとつ、「定期的な歯科医院でのチェック」です。
定期的な検診で歯周病やむし歯をしっかり予防しましょう!