山岡歯科医院新聞です
治療の際、他の病院で処方されているお薬の「休薬」が必要な場合があります。しかし、勝手に服用を止めてしまうのはみなさんの健康を損なうリスクがあるため、絶対にNGです!
しかし、下記のお薬を服用しているからといって、必ずしも「抜歯の治療はできない」というわけではありません。たとえば、脳梗塞などを予防する抗血小板薬は、抜歯後の出血が止まりにくくなってしまいます。しかし休薬してしまうと、却って抑えていた症状が発症してしまうリスクが上がるため、休薬せずに抜歯するケースもあります。お薬を飲んでいても、処方医師と歯科医師が連携をとることで、休薬せずに抜歯をすることが可能なのです。
ビスフォスフォネート製剤(BP製剤とも呼ばれるお薬)
「抗凝固薬」「抗血小板薬」など
ワーファリン、バイアスピリン
今回ご紹介したお薬以外にも、抗うつ薬や抗精神病薬など、歯科治療と関係のあるお薬はたくさんあります。それらを休薬すべきかどうか判断するには、お薬の種類や治療内容、全身の状態など、さまざまな状況を鑑みて十分な相談が必要です。安全な治療を行うためにも、治療を受ける際は、お薬手帳などを持参して、飲んでいるお薬を私たちに確認させてくださいね。