山岡歯科医院新聞です
最近、肩こりや頭痛など「体の不調」を感じることはありませんか?
もしかしたらそれは、『ブラキシズム』という悪習慣のせいかもしれません…。
寝ているあいだに歯をこすり合わせる「歯ぎしり」や、何かに集中しているときに歯を食いしばる「食いしばり」「かみ締め」。これらは『ブラキシズム』といって、歯やあごに負担をかける要因となります。
歯ぎしり
上下の歯をこすり合わせているが、睡眠中などに無意識で行われるため、自覚することが難しい。
食いしばり・噛み締め
仕事やテレビなどに集中していると、気づかないうちに上下の歯を強くかみ締めていることも。
歯ぎしりや食いしばりは、「歯そのもの」はもちろんのこと、「歯を支える骨」や「あご」に、強い力が継続的にかかります。その力は、自分の体重以上になることも!それにより、「歯の表面がすり減る」「歯ぐきとの境目がえぐれたように欠ける」といった悪影響が生じます。さらに、「歯が割れる」「歯周病が悪化する」「顎関節症を引き起こす」「頭痛・肩こりが生じる」「難聴になる」など、全身の不調につながる可能性もあるため、放っておくのは大変危険です。
歯ぎしりの詳しい原因は解明されておらず、ストレス、かみ合わせの異常、飲酒・喫煙など、さまざまな要因が考えられています。特に、睡眠中の歯ぎしりに関しては、意識して止めることはできないため、マウスピースによる対策がおすすめです。歯の根元がえぐれているなど、心当たりのある方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。