山岡歯科医院新聞です
「健康寿命」とは「医療や介護を必要とせず、自立した生活が送れる期間」のこと。
実は、健康寿命を延ばすには「お口の健康」が重要であることが、厚生労働省や東京大学などの研究・調査によって明らかになっています!そこで今回は、そんな健康寿命に大きな影響を与える『オーラルフレイル』についてご紹介します。
オーラルフレイルとは、お口に現れる「ささいな衰え」のこと。食事の際に「むせやすくなった」「食べこぼしが増えた」といったことや、「滑舌が悪くなった」「堅いものが食べづらくなった」などもオーラルフレイルの兆候です。「年のせい」と見過ごされがちですが、放置するとさらなるリスクに繋がります。
オーラルフレイルは放っておくと「全身の衰え(身体的フレイル)」へと発展し、要介護などのリスクを高めることがわかっています。
ある調査では、オーラルフレイルの人はそうでない人と比べて、要介護になるリスクが2.4倍になると報告されています。
早い段階で兆候を見つけて対策を行えば、進行を食い止めることができます。「人生の質」に大きく関わりますので、セルフチェックで3点以上ある方は、早めに歯科医に相談しましょう。