山岡歯科医院新聞です
暑い夏の必需品であるスポーツドリンク。手軽に水分補給できるため飲む人も多いかと思いますが、実は注意が必要です!
むし歯は、むし歯菌が増殖する過程で、吐き出す酸が歯を溶かすことでできてしまいます。その「むし歯菌の餌」となるのが、糖分です。スポーツドリンクには、糖分が多く含まれているため、水分補給ができる反面、むし歯のリスクを高めてしまう飲みものでもあるのです。
糖分を摂取していても、すぐにむし歯ができるわけではありません。
右図のように、「糖分・歯質・時間・細菌」の4つの要因が重なることで、初めてむし歯ができます。
この4つのなかで私たちがカバーできるものが、「糖分」と「時間」です。たとえばスポーツドリンクを飲んでも、歯みがきやうがいをすれば「糖分」の対策ができます。 さらに飲む間隔を空けることで、溶けた歯がだ液の効果で修復される「時間」を確保できるようになります。
スポーツドリンクは一気に飲みきって、その後は4~5時間の間隔を空けるようにしましょう。飲んだ後には必ずうがいすることが大切です。
さらに、毎日の歯みがきや数か月に一度の歯科医院でのケアを徹底すれば、4つのむし歯の要因のひとつである「細菌」も減らすことができます。普段からむし歯菌を減らすケアをおこない、スポーツドリンクと上手に付き合っていきましょ