山岡歯科医院新聞です
こんな時は 抜いたほうがいい&抜かないと危険!
ただのトラブルメーカー?
いつかは役に立つ❕?
抜くべきか抜かざるべきか・・・
親知らずの秘密
親知らずは前から数えて8番目の歯です。親知らずというと「いつかは抜かなきゃ…」なんて思ってる方もいらっしゃるのでは?実は親知らずは「抜いたほうがいい」場合がほとんどですが「残すことによるメリット」もあります!
①智歯歯周炎で繰り返し痛む
智歯(ちし)とは親知らずのことです。智歯周囲炎は親知らずの周辺に細菌が感染し、腫れたり膿がたまるなどして、痛みを伴う病気。これが繰り返されると、やがては隣の歯が溶ける・顎にまで感染が広がる・口が開かなくなるといった症状を引き起こすので、抜歯が必要になります。
②むし歯や歯周病になっている
親知らずは奥の方にあってケアしにくいため、むし歯や歯周病になりやすい歯です。治療をしても、結局ケアが行き届かず再発することが多く、歯周病は周囲にも広がっていくので、抜いてしまった方が良い場合がほとんどです。
③矯正治療をしている
矯正治療をしてせっかく歯並びがよくなっても、親知らずがあるとそれに押されることで、前方の歯の歯並びが再び悪くなってしまうことがあります。こうした場合は年齢や状態などを考慮して、早期に親知らずを抜くことがあります。
抜かなくてもいい&メリットもあります!
親知らずがまっすぐ生えてしっかり噛み合っているなら、ちゃんと使えている歯なので無理に抜く必要はありません。また、将来的に隣の歯が抜けてしまった場合に、ブリッジの土台や入れ歯を安定させるのに役立つ場合もあります。
知らずを抜くかどうかの判断基準は、これ以外にもたくさんあります。いずれにせよ、周囲の健康な歯への影響が心配ですので、「あれ、おかしいかな」と思ったら、なるべく早く私たちにご相談ください。