山岡歯科医院新聞です
病気やお薬は必ず申告して下さい!
歯科では、はじめに「既往歴」や「服薬情報」を確認しています
「どうして歯科なのに体の病気のことを聞かれるのだろう」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それには歯科治療で大切な2つの理由があります。
ひとつ目は『院内で持病の発作等が起こった場合に速やかに対処する』ため。そしてもうひとつは『服用している薬によっては歯科治療ができず、休薬が必要』など、十分な注意が必要な場合があるためです。
患者さまによってはどの様な薬を飲んでいるのか、ご自身で理解していない方もいらっしゃいます。そんなときは「お薬手帳」をご持参いただくのが確実です。安全な歯科治療のためにも、ぜひご提示をお願いいたします。
歯科で注意すべき病気・お薬
骨粗鬆症:BP製剤を服用している場合、外科処置が出来ない、治療後にあごの骨が壊死するなどの可能性があります。
抗がん剤治療・放射線治療:免疫機能が著しく下がり感染症のリスクが高まるため、歯科治療のタイミングは担当医師への確認が必要です。歯科治療は、原則これらの治療前に受けてください。
血液がさらさらになる薬:血が止まりにくいため、抜歯などの観血処置には十分な止血と予後の観察が必要です。
喘息:歯科の処方する痛み止めで発作が出る可能性が高まります。
ステロイドの長期使用:免疫機能が低下するため、感染予防のために抗生物質等の追加が必要になることがあります。
お薬手帳を持参しよう!