山岡歯科医院新聞です
よく耳にするけど…
認定医・専門医・指導医の違いって何?
認定医や専門医や指導医といった言葉を最近よく耳にするようになりました。実はこれらは各学会(日本歯周病学会・日本小児歯科学会など)がそれぞれのルールに基づいて、学会の会員に対して付与しているもの。
そこで、一般的な違いについてご紹介したいと思います。
学会会員・登録医
まず「認定医」になるには、学会に所属する必要があります。学会はその専門によって多数の種類があります。そして年に数回、学術大会・講演会を開催するのが一般的です。こうした学会に所属している医師等を学会の「会員」、または「登録医」と言います。
認定医
学会により基準が異なりますが、一般的には学術大会・講演会への所属・出席歴、診療の経験年数、治療の実績や研究の発表、筆記・口頭試験等、様々な条件クリアすることで、ようやく「認定医」になることができます。
専門医
「専門医」は「認定医」よりもさらに高度な知識や技術・経験をもつ医師などに対して認定・付与されるものです。当然のことながら、認定よりもさらに厳しい資格審査をクリアしなければなりません。
指導医
さらにこうした「認定医」「専門医」を指導する立場にあるのが「指導医」です。一般的には「専門医」であることが条件で、試験のほか、さらに長期にわたる学会の所属歴や診療経験の豊富さが求められることもあります。
(例:日本小児歯科学会は15年以上が条件)