山岡歯科医院新聞です
奥歯の後ろに「白くて硬い物体」を見つけて驚いたことはありませんか?
それは恐らく、親知らずの頭です!
親知らずは『智歯(ちし)』とも呼ばれ、奥歯のさらに奥に生える歯です。しかし、一言に親知らずといっても、実は人によってかなり違いがあります。通常は10代後半から20代前半に、上下左右の奥に1本ずつ生えてきますが、誰しも必ず生えるわけではありません。1本しか生えない方や、歯ぐきの中にはあるのに生えてこない…さらには、そもそも親知らずがない!という方もいらっしゃいます。
親知らずで問題になるのは、「横や斜めを向いて生えている」「生えるスペースがない」「あごの骨に半分埋まっていて頭だけしか出ていない」などの『生え方』です。
真っ直ぐだが歯肉に覆われている
半分埋まって隣の歯の方向に倒れている
外向きにれて半分埋まっている
水平に生えて完全に歯肉に埋まっている
また、生えはじめには、智歯周囲炎という病気になるリスクもあります。周囲の歯ぐきが炎症を起こし、悪化すると口が開きにくくなってしまう恐れもあります。
まず、自分の親知らずにリスクがないか、一度チェックをしてもらいましょう。また、親知らずは突然生えてくる場合や、すでに生えている歯に悪影響を及ぼすことがあります。そのような問題を見逃さないためにも、歯科検診は必ず定期的に受けてくださいね!