歯周病治療

歯周外科治療から歯周内科治療まで対応の歯科医院です

歯周病とは?

歯周病とは、細菌の出す毒素によって歯を支える骨が解けてしまう病気です。 歯を失う最大原因とも言える歯周病は、サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)とも呼ばれ、痛みなどの自覚症状が出にくく、症状が顕著に出る状態にまで放置してしまうと既に歯周病が進行した状態になってしまっています。

長い期間をかけて徐々に進行し最後には歯が抜けてしまいます。初期の頃は痛みも無く歯ぐきからの出血、口臭程度でほとんど自覚症状がありません。ある程度悪化してから噛めない、腫れている、歯が動く、隙間ができた、歯並びが変わった、などで歯周病だと気づきます。

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歯周病治療といえば昔から歯みがき指導と歯石を除去したりする歯のまわりのお掃除がどの歯科医院でもされている基本的な治療です。しかし、この基本的治療をしても、一生懸命歯みがきしても、なかなか歯肉の炎症が取れず、歯肉の腫れや出血・口臭で悩まれ、歯周病で歯を失う方がおられることも事実です。

ところが、簡単に薬で治す方法が開発されました。 原因である菌を特定し、薬でその菌を退治する事ができるようになったのです。 この治療法は21世紀に入ってから行われている方法での治療方法「顕微鏡を使った歯周内科治療」です。この治療法を羽曳野市の山岡歯科医院でも採用致しております。

尚、歯周病は、最近では全身疾患との関係も明らかになってきており、まさに「歯周病は万病のもと」とも言えるでしょう。菌が全身疾患に大きく関与しているのが医科でも問題になってきています。カビが肺に入れば肺炎になってしまいます。歯周病も、わずかでもお口の中で出血を起こすとそこから血管に菌が入ってしまい、心臓で炎症を起こすのです。歯周病の人が心臓病になる確立は2~3倍あります。他にも食道癌、糖尿病、早産、高血圧などにも関与しています。
また、たばこを吸うと歯ぐきの血管が収縮し、白血球が減少し、歯周病になりやすく、歯周病が治りにくいことがわかってます。

歯周内科治療について

歯科界の新しい分野「歯周内科学」。これまでとまったく異なった新しい考え方です。 お薬で歯周病を治してします治療の総称です。
歯科における2大疾患といえば、「虫歯」と「歯周病」。 これは現在の歯科医療においては、感染症であるという結論になっています。

では、なぜ感染症なのに治らないのでしょうか。医科において一般的な感染症は風邪です。
一般的な風邪であれば医師の指示に従ってきちんと薬を飲めば、ほとんどの場合、治ってしまいます。では、歯周病もおなじように治らないのでしょうか。

現在の歯周病治療は外科的な処置が主流です。しかし、それは歯科医師が特殊な技術を持ち、患者さんも歯磨きがうまくできるという厳しい条件下ではないと、良い結果が生まれないのです。どんな条件下においても同じ方法で、簡単に良い結果が生まれる方法はないものかと研究した結果うまれたのが、薬で歯周病を治す歯周内科という治療法なのです。

歯周内科治療の4つの大きなポイント
  1. 位相差顕微鏡での菌の確認
  2. 最近の除去薬剤の内服
  3. カビの除去薬剤あるいはカビ取り歯みがき剤での歯みがき
  4. 除菌後の歯石取り

特に(1)は、非常に大きなポイントです。位相差顕微鏡でお口の中の菌を確認しなくてはなりません。歯周病菌がいるのか、カビが多いのか、あるいは非常にきれいなのか、位相差顕微鏡で確認しないと、お薬の選択ができないのです。

次に、位相差顕微鏡検査についてご説明をさせて頂きます。

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位相差顕微鏡について

位相差顕微鏡では、カンジダアルビカンス(カビ菌)、スピロヘータ(歯周病)、口腔トリコモナス(原虫)、歯肉アメーバ(原虫)などの菌を確認することができます。 患者さまのお口の中の汚れをほんの少し採取し、それを顕微鏡で観察すると、ほとんどの方に歯周病菌やカビ菌が確認されます。

顕微鏡で見ることで、今現在の菌の状態を確認することができ歯周病になりやすいかどうか、今はどういう状態なのか、これからどういう状態になっていくのかがわかってきます。

さらに映し出された動画像を拡大表示する機能を用いることで治療効果のよりわかりやすい説明を聞くことが可能なのです。

羽曳野市の山岡歯科医院では、この位相差顕微鏡を使用し、患者の皆様に分かり易く歯周病についてご説明をいたしておりますので、歯周病でお悩みの方は、是非、山岡歯科医院にお越し下さい。

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顕微鏡と薬による治療例

【ケース:1】治療前の自覚症状:歯周病と言われた。

歯がグラグラして、噛むと痛い。時々歯ぐきが腫れる。口臭もある。
自覚症状の変化: 1週間で口臭、ネバネバ感が消失。出血なし
1週間後の感想:気になっていた口の匂いもなくなった。
歯ぐきが引き締まった感じがし、噛んだときの違和感もなくなった。

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【ケース:2】歯ぐきの痛み、出血、腫れ
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初診時・治療開始日:
歯ぐきの痛み、出血、腫れが見られます。

治療開始1週間後:
腫れも引いてきており、出血もなくなりました。歯石が見えてきています(矢印)。

治療開始3週間後:
腫れもなくなり、歯ぐきの色もきれいなピンク色になりました

薬による歯周病治療終了後に注意すべきこと
  1. 歯周病は細菌による感染症なので、再感染に気をつけましょう。 特に性感染に気をつけましょう。
  2. 歯周病を起こす細菌が感染しにくいように、お口の中を清潔に保つように心がけましょう。
    つまり、歯石やカビ菌を定期的に除去して、そして毎日の適切な歯みがきをしましょう。
  3. 歯周病をおこす細菌が再感染していないか、また、お口の中が再感染しやすい環境になっていないか、歯科医院での顕微鏡を用いた定期健診を受けるようにしましょう。

歯周病のよくある質問 Q & A

Q.どうやって歯周病は進行するの?

インプラントの手術自体は何の問題もなくできます。しかし、術後インプラントが使えるようになるまでの間は入れ歯をお使いいただくことになるので、不自由をしないまでには入れ歯を修理した方が良いかと思います。

Q.感染経路は?

生まれたときにはひとのお口の中には歯周病菌は存在しません。しかし、もともといない歯周病菌がなぜ今お口の中にいるのかというと、人からうつされているのです。いまも、家族の間でうつしあっている状態にあるかもしれません。

回し飲みや回し食い、箸の使いまわし、キス、くしゃみなどが感染ルートとしてあげられます。菌がお口の中に入ってくると、お口の中で定着して歯周病を発症する可能性が出てくることになります。

特に危険なのは性感染です。せっかく歯周病を治してもパートナーからうつされたのでは意味がありません。パートナーの方と同時に治療されることをおすすめします。

Q.歯周病の再発の予防は?

カビ菌は口腔内常在菌といって、お口の中に必ず住み着いている菌です。徹底的にやっつけても、空気中や食べ物や手の指などから再びお口に戻ってきます。全滅させることは不可能なのです。

ですから、毎日の歯みがきと歯科医院における定期的なプロフェッショナルクリーニングが大切です。カビ菌が増えすぎると歯ぐきが腫れるなど、悪い影響が出てきます。また、カビ菌は歯周病菌の快適な住みかにもなりますので歯周病菌が再感染しやすくなります。

定期的に歯科医院に通って、歯周病菌が再感染していないか、カビ菌が増えすぎていないか、顕微鏡で確認しカビ菌を増えすぎないように専門の器具を用いてクリーニングを行う必要があります。

Q.歯周病と虫歯は関係あるの?

カビは歯周病にだけ関与しているわけではありません。カビはお口の中で酸を出すことがわかってきていますので、その周りに歯があれば歯を溶かし、むし歯を作ってしまうのです。

Q.タバコは、歯周病になりやすいって本当ですか?

今回使う薬は白血球が運んでくれる薬なので、たばこを吸うと歯ぐきの血管が収縮し、白血球が減少し、薬の効きが悪くなります。また、タバコは歯周病になりやすく、歯周病が治りにくいことがわかっています。

Q.全身疾患と歯周病って関係あるの?

菌が前進疾患に大きく関与しているのが医科でも問題になってきています。カビが肺に入れば肺炎になってしまいます。死守病菌も、わずかでもお口の中で出血を起こすとそこから血管に菌が入ってしまい、心臓で炎症を起こすのです。歯周病の人が心臓病になる確率は2~3倍にあがります。ほかにも食道癌、糖尿病、早産、高血圧などにも関与しています。

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